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【Excelまとめ】グラフを作成するための「理論」を本気で勉強すべきである


Excelグラフまとめ
グラフ関連の記事をまとめました

Excelのグラフは設定する項目とパターンが無限にあって、限られた時間内ですべての機能を説明することができません。あまりにも機能が多すぎるので、学習するときには主要な機能だけを練習して、細かいことはネットや逆引き辞典で調べながら習得するのが一般的です。しかし、このような学習の仕方は極めて非効率であり、いつまでたっても上達しません。

Excelのグラフには、グラフ作成の理論があって、理論を習得すればどんなグラフでも自由に作れるのです。パターンが無限にあっても法則(鉄則)によってすべてをカバーすることができるのです。

そこで、今回は、わえなび式グラフ作成理論について説明しながら、当サイトのグラフ関連の記事をまとめてご紹介します。

目次

動画解説は各記事に載せています。

1.グラフ作成の基本その1「グラフとは何か」

Excelで作成するグラフには難易度があります。初心者が基礎理論も分からずに難しいグラフにチャレンジするのは無謀です。単純なグラフを作って法則を理解することが大事です。

(1)グラフは図形である

最も重要なことは「グラフは図形である」ということです。そして、図形の配置や大きさは表の形にして指示をします。したがって、その指示の仕方が間違っていたら、正しいグラフはできません。

作成したグラフ(グラフエリア)は必ず長方形になります。Excelに長方形を挿入して削除すること、サイズを変えること、移動すること、印刷することは、グラフ作成では最初に練習することであり、慣れるまで繰り返し練習しなければなりません。

(2)1系列と複数系列

グラフを作るための表でもっとも単純な形は、項目と数値データが1対1に対応している表です。グラフを作ると、項目に対応する図形が並びます。これを「1系列のグラフ」といいます。

この最も単純な図形である1系列グラフをしっかり練習しなければ、複数系列なんて難しすぎて理解できるわけがありません。「1系列を制する者は、複数系列を制する」と言っても過言ではありません。

(3)主張の無いグラフを作ってはいけない

報告書や資料にグラフを載せると見た目が良くなります。しかし、立派な文書に見せるためにグラフを作るのはインクの無駄です。同じ表でも、主張の仕方によってグラフの種類や作り方が変わってきます。

「あなたは、グラフを作ることによって何を相手に伝えたいのか?」

基準値を超えている、割合が半分を超えている、増加傾向にある、相関関係がある・・・など主張したいことを考えれば、作成すべきグラフの種類は決まるはずです。

(4)選択範囲を判断すること

元の表の中に図形化してはいけないデータが入っている場合は、それを除いて範囲選択をしなければなりません。それはExcelが自動的に判断できるわけではないので、作成する人間が判断してExcelに「除外の指示」をしなければなりません。

 

2.グラフ作成の基本その2「書式設定の特訓」

グラフの各部分の設定には「体系」があるということを知るべきです。体系とは、総論→各論、原則→例外のように、大きくざっくりと学んだあとに細かいことを理解することです。木を見て森を見ないという慣用句がありますが、個々の書式設定の練習だけしていても全体を理解することはできません。大きく理解した後で、小さく理解するという意識をもって練習します。

(1)グラフ要素・総論

グラフ要素は、バラバラに配置されているのではなく、階層的に積み重なっています。
線種と塗りつぶしの練習をすることによって、グラフ要素の階層を理解します。

(2)グラフエリアの書式設定

グラフ要素には階層があるので、必ず大きい要素から順に書式設定をしなければなりません。最も大きい要素は「グラフエリア」です。

(3)軸の書式設定

棒グラフや折れ線グラフの縦軸・横軸は、軸の交点と向きを理解するのが最も難しいです。軸の書式設定を難易度順に並べると、最大最小、表示単位、目盛、目盛線、交点の位置、反転、目盛ラベルの順です。この順に練習すれば、軸は完全にマスターできます。

(4)タイトルとラベルの書式設定

タイトルとラベルは内部に文字列を入力するグラフ要素であり、テキストボックスとほぼ同じです。

(5)棒グラフや折れ線グラフに特有の要素を覚える

棒グラフ、折れ線グラフに共通するグラフ要素の扱いを覚えたら、最後に個別にグラフ要素を覚えます。これで、基本的なグラフ要素をすべて習得することができます。

 

3.グラフ作成の基本その3「複数系列グラフ」

1系列のグラフを理解していれば、複数系列のグラフをかくのはそんなに難しくありません。

(1)複数系列グラフの作成

系列が複数になると範囲選択が複雑になります。

(2)積み上げグラフ、ドーナツグラフ、複合グラフ

 

4.グラフの基本確認テスト

グラフの応用を学ぶ前に、基本がしっかり身についているか確認しておきましょう。練習問題が解けない場合は、基本の練習をもう一度やり直しましょう。これらの練習問題が解けたら、Excel3級レベルは合格です。

 

5.ピボットグラフ

ピボットグラフは、ピボットテーブルをグラフにしたものなので、ピボットテーブルの作り方が分からなければできません。

 

6.グラフの応用事例

基本の練習がしっかりとできていれば、どんなグラフでも自由に作れるはずです。

(1)主張を伝えるための強調

(2)図形であることを意識する

(3)複雑なグラフを作成する

 


解説は以上です。


7.動画版はこちら(無料)

グラフの動画解説はYoutubeで無料で見ることができます。「わえなびファンダメンタルExcel Program9」と「わえなびExcel新演習5」です。

8.サンプルファイル

各ブログ記事と動画解説で使用しているExcelファイルは、わえなび公式サイトで配布しています。「サンプルファイル(ZIP)」をダウンロードします。

 


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