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Excel関数を独学で勉強するための関数解説本おすすめランキングBEST9【書評・随時更新】


Excelは関数の他に、書式、データベース、グラフ、マクロなどいろいろな機能があります。

ところが、Excelが得意な人の中には「Excelと言えば関数しかない」「三度の飯より関数が好き」という人たちがいます。さらに、Youtubeで解説をアップロードしたり、Twitterで問題を出し合ったり、・・・関数の知識を披露したい人はたくさんいるようです。

そこで、そんな関数大好きな皆さんが出版している解説書のうち、最近、書店で売れているおすすめの本を紹介したいと思います。独学で関数を勉強するときの参考にしてください。

※なお、本来ならばカウントダウン形式で発表するところですが、先生方の著書に順位をつけるのは極めて失礼なので、元SMAPの某TV番組のように、野球のスタメン発表に例えてベストナインを発表していきたいと思います。

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目次

はじめに:初心者の皆さんへ

関数とは言っても、SUMやAVERAGEといった初歩的な関数(3級レベル)を学ぶときには関数の本を使ってはいけません。初歩的な関数を習得していないということは、体系的にExcelを習得できていないということですから、「基本書」を買って学ぶべきです。

今回の記事では、基本書のように初学者向けの解説をしているものを除外します。

 


それでは、「Excel関数マニアが書いた関数解説本」チームの、スターティングメンバーを発表いたします。

 

1番(左)500円でわかるエクセル関数

500円でわかるエクセル関数2016(学研)

学研の500円シリーズは、関数の苦手な人にはとっつきやすいと思います。500円で結構たくさんの関数が載っているので、お得感はあります。なんとなく関数の雰囲気をつかむには良いと思います。それぞれの関数についてたくさん解説しているわけではないので、さらに理解を深めたいのであれば、詳しい本(上位打線)を購入したほうが良いです。

 

2番(遊)できるExcel関数

できるExcel関数 データ処理の効率アップに役立つ本(インプレス)

インプレス「できるシリーズ」は目がチカチカするようなフルカラーの表紙でおなじみですが、無料電話サポートなどが付いているということで人気が高いです。いぶし銀の2番バッター。「できるシリーズ」は全般的に初心者向けなので、はじめて関数を学習するには分かりやすくて良いと思います。ただし、関数を深く勉強したいという人にとっては少し物足りないかもしれません。

 

3番(中)FOM関数テクニック

よくわかるExcel 2016/2013 ビジネス活用編関数テクニック(FOM出版)

Excelの解説書で安定した打率を誇るFOM出版の緑本を外すことはできません。FOM出版の関数本は「関数ブック」と「関数テクニック」の2冊がありますが、買うなら2冊セットで購入したほうが良いです。関数テクニックは、請求書、売上集計表、顧客住所録、勤続年数と賃金計算、出張旅費といったビジネスで作る帳票を実際に作りながら関数をマスターする応用問題集です。

 

4番(三)表計算とっておきの解法

基本情報技術者 表計算 とっておきの解法(リックテレコム)

一般の人にはお勧めしません。完全にネタです(笑)。基本情報技術者の表計算の書籍を出版する人なんて「4番サード長嶋、キング・オブ・関数マニア」の称号を与えられるべきでしょう!

技術評論社の「らくらく突破表計算」と迷いましたが、最近は、リックテレコムの本が好評のようです。照合検索、表引きといった疑似言語の超頻出関数が分かりやすく解説されています(もちろんマクロも最後に少し載っています)。過去問やオリジナル問題がたくさん載っていて、問題練習をしながら疑似言語が覚えられ実力が付きます。

 

5番(一)即戦力になるExcelの教科書

たった1日で即戦力になるExcelの教科書

Excelビジネス本として人気があります。「たった1日で」というタイトルですが、たった1日では習得しきれない分量の本です。メインはショートカットキーと数式と関数。目次だけを見ると、Excelのすべての機能を網羅している教科書のように見えますが、中身は、IF, SUM, COUNTA, SUMIF, COUNTIF, VLOOKUPの6つの関数を中心としていかに効率的に表を作るかという作表テクニックに特化した解説書です。著者の吉田拳氏(https://twitter.com/sugoi_kaizen)はExcel業務改善コンサルタントという肩書で活動されています。

 

6番(右)Excel最高の学び方

関数は「使える順」に極めよう! Excel最高の学び方

大きな字で「Excel最高の学び方」と書いてありますが、中身は関数の解説書です。すべての関数を網羅するのではなく、実務で使用する最重要関数5つに絞って解説しており、比較的ライトな内容。IFとVLOOKUP関数の使い方が分からない人が読んだら確実に習得できそう。ちなみに、著者の羽毛田睦土氏(https://twitter.com/excelspeedup)は、Twitterでも関数の小技を紹介していらっしゃるので、興味にある方はフォローしてみてはいかがでしょうか。

 

7番(捕)FOM関数ブック

よくわかる仕事に使えるExcel関数ブック(FOM出版)

ブックのほうが基本編で、テクニックが応用編です。関数ブックは仕事に役立つ関数116個を1つずつ解説しています。関数ブックだけでは物足りない場合は「関数テクニック」で鍛えます。FOMの本では珍しくコンパクトサイズ(B6版)で持ち運びに便利です。「基本」→「応用」→「関数ブック」→「関数テクニック」の4冊でExcel関数は完璧だと思います。

 

8番(二)VLOOKUP関数のツボとコツ

VLOOKUP関数のツボとコツがゼッタイにわかる本(秀和システム)

表紙からも分かるように初心者のためにVLOOKUP関数だけを分かりやすく説明しています。ただし、理解するにはIF関数くらいの知識は必要です。VLOOKUPとエラー、VLOOKUPと絶対参照、VLOOKUPと近似一致、VLOOKUPとデータの増減・・・文字がびっしり詰まっているわけではありませんが、VLOOKUP関数だけで200ページを超えるフルカラーの説明書なので、VLOOKUPの使い方と注意点が完全に理解できます。

 

9番(投)逆引き辞典パーフェクト

Excel関数逆引き辞典パーフェクト 第3版(翔泳社)

関数についてわからなければネットで調べたらよいと思うが、ネットが使えない環境の場合は、関数専用の「逆引き辞典」があったほうが便利です。逆引き辞典の中では、きたみあきこ氏の「逆引き辞典パーフェクト」がロングセラーです。安定した球が投げられるということで9番ピッチャー枠。辞典なので調べたら答えは載っていますが、本当に、関数の使い方を勉強したいのであれば、辞典ではなく、解説書を買うべきです。逆引き辞典とFOMという強力なバッテリー!!

 

さいごに:随時更新します

Excelの本で人気の本はたくさんありますが、今回は「関数」を多く取り扱っている書式に限定して、独断と偏見で選んでみました。なお、状況によって打順を変えることがあります。また、強力な選手が登場した時は、打順を変えたり、差し替えたり、代打として起用したりすることがあります。

 

 


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