Excel
IF関数を使うときは最初に論理式を考え、その後に真の場合と偽の場合を考えるという順序で数式を作ります。そのため、真の場合と偽の場合で共通する部分があっても、それに気が付かず同じ式を2回書いてしまうことがあります。そして、数式が長くなってしまい…
初心者にIF関数を解説するときには「~であればX、そうでなければY」といった単純な例を紹介することが多いです。市販されているExcelの教科書やネット上の講義でも、単純な例だけを紹介しているため、初心者の皆さんは「な~んだ、IF関数って簡単なんだ~…
IF関数の論理式で大小関係を記述する場合、最も注意しなければならないのは不等号にイコールを付けるかどうかという点です。イコールを付けるかつけないかはExcelが決めることではなく、人間が決めることです。 原則として日本語で「以上」「以下」のように…
IF関数は「判定」する関数であると説明することがあります。当サイトでも説明の便宜上、「IF関数を用いて判定する」などと表現することがありますが、厳密に言えば間違いです。 マイクロソフトによると、IF関数は、「論理式の結果がTRUEまたはFALSEの場合に…
IF関数では「真の場合」「偽の場合」という言葉が出てきます。 一般的には、等号や不等号が成り立つ場合は真の場合、成り立たない場合は偽の場合と説明されることが多いですが、厳密にいえばこの説明は正しくありません。「真の場合」「偽の場合」とは、論理…
給与計算や1か月分の支払では「締め日(しめび)」が重要となります。締め日とは、簡単に言えば「期間の最終日」のことです。例えば、20日までを1か月分として計算し、21日以降を翌月分にまわすことを「20日締め」と言い、毎月20日のことを締め日と言います…
COUNTIF関数やSUMIF関数のような「~IF」という関数は、引数に検索条件を指定する必要があり、何らかの条件で抽出したデータまたは行について集計するものです。検索条件の指定について初学者が疑問に思うことと言えば、「なぜ不等号をダブルクォーテーショ…
Excel関数にはデータを検索して結果を表示する関数がいくつかあります。データを検索するには、もちろん引数に探したいデータを入力しますが、「検索文字列」「検索値」「検索条件」と表現が異なっているため、どのような違いがあるのかが気になります。 と…
COUNTIF関数やSUMIF関数のように検索条件を引数とする関数は多くあります。この検索条件について、マイクロソフトの公式サイトの説明を見ると、原則として文字列または数値で指定することになっていますが、ワイルドカードや比較演算子(正確には比較演算子…
EOMONTH関数のEOMONTHとは、End of Month(エンド・オブ・マンス)の略であり、月の終わりの日付(月末)を求める関数です。月末の日付は28日~31日と月によって異なるため、関数を用いて月末日が求められるのは非常に便利です。 ところで、月末を求めるEOMO…
年単位または月単位の契約をして、その期間満了の前に解約の意思を示さなければ同じ期間、同じ条件で自動更新される契約というのはたくさんあります(アパート、インターネット、ジム、スマホ、はてなブログPro・・・)。逆に更新の手続きをしなければ契約が…
今日の日付と比較して過ぎていれば自動で色を変えるという場合、TODAY関数と条件付き書式を使えば良いです。今日の日付を過ぎている、近づいていることの判定ができれば、それを条件付き書式の数式に入力すればよいのです。また、1日単位、1週間単位で条件を…
Excelが使えない人に限って「Excelの計算は信用できない」などと言うことがあります。そして、目の前にパソコンがあるのにわざわざ電卓を取り出して検算するというお馬鹿な話をよく聞きます。少しはスキルの無さを自覚したほうが良いです。Excelの計算を電卓…
Excelで、期限や納期が近付いている、もしくは指定している日付や日数を経過してしまったということを自動的に知らせるには、Excel関数を用いて表示する方法と、条件付き書式でセルの色を変える方法があります。 自動的に知らせてもらうためには、日付同士を…
例えば、2020年11月の3か月後の年月(2021年2月)を求めたい場合、年と月だけで3か月を加算することを考えるのではなく、2020年11月1日に3か月を加算したほうが簡単です。EDATE関数を使えばよいです(参考:【Excel日付】月単位や年単位の加算、EDATE関数の…
EDATE関数をExcelで用いる場合、単独で用いる場合と他のExcel関数を組み合わせて使う場合があります。他の関数と組み合わせる場合はその関数の知識が必要です。例えば、EDATE関数で元の日付のセルが空白だった場合に空白を返したい場合は、IF関数を使います…
セル内改行とは1つのセルの中で改行を入れる事であり、すでに別の記事で解説しているとおり、Alt+Enterのショートカットキーで改行を入れることができます。この改行文字(LF=ラインフィールド)も文字コードの一種なので、セル内に入力しても何ら問題はあ…
鉄道などの定期券の有効期限、賞味期限、文書の保存期限、契約更新日など期間の最終日を求めるとき、開始日に月単位または年単位の期間を加算して求めます。そして、通常は開始日の前日の日にちが終了日になります。例えば、開始日が1月28日の場合、終了日は…
EDATE関数(イーデイト)は、指定された日付から数か月後、または数か月前の日付を求める関数です。月単位または年単位で日付を計算することができます。 ところで、EDATE関数は、DATE関数と名前が似ていますが、DATE関数とは全く関係ありません。EDATEとは…
最近では満年齢を使用するようになり、数え年を使うことが減ってきているため、神社に掲示されている厄年表を見て勘違いする人もいるようです。また、古稀、喜寿などのご長寿のお祝いも数え年で計算します。 ところで、Excelで数え年を計算する方法について…
何年何月まで、何年何月以降のように日付の前後を判定することがあります。日付が大量に入力されている場合、日付の前後関係を判定するのを目視で行うのは大変危険です。Excelの演算によって判定を行うべきです。 日付の前後を判定するにはまず、日付のシリ…
個人事業主などが確定申告をするときに、収入から必要経費を差し引くことができます(これで所得税が下がる)。しかし、何でもかんでも必要経費にしていいわけではなく、明らかに仕事のために購入したものは必要経費ですが、逆に明らかにプライベートで出費…
Excelの検索機能を用いて検索をした結果、該当するセルが無かった場合、「検索条件に一致するデータが見つかりません」「検索対象が見つかりません。[オプション]をクリックして、検索方法を変えてみてください。」といったメッセージが表示されます。これは…
TEXT関数と言えば、数値の表示形式を変える関数なので、日付や時刻とは何の関係もないように見えます。しかし、Excelにおいて、日付や時刻の実体は数値(シリアル値)であり、しかも日付の表示形式(書式記号)もあるため、日付や時刻の変換は原則としてTEXT…
ExcelVBA(マクロ)を使えば大規模なシステムを作ることも可能なので、書店にはハイレベルな内容の書籍が並び、マクロの開発を代行するサービスも増えています(参考:エクセル業務効率化やマクロの作成、Excel VBA開発を依頼する方法)。 しかし、残念なこ…
Excelのシート上にあるセルには、A1、B2といったセル番地が付けられており、行番号、列番号の組み合わせで構成されています。このセル番地または行列番号を用いて、そのセルへ直接移動する方法が何通りかあります。 また、列番号がアルファベットではなく数…
最近では、Excelで会員名簿や商品リストなどの一覧表を作ることが多くなりました。一覧表を作ると、例えば会員名簿の場合は退会や休会、商品の場合は生産中止や販売終了、得意先一覧の場合は取引中止のように一覧表から削除しなければならないことがあります…
セルの書式はデータと異なり、シート全体の見た目を決めるものです。いっぱんに書式が統一されている文書は美しく、書式がバラバラな資料は汚れた印象となります。 ところで、1つのシートに多くの書式を用いると混乱を招くだけでなく、表を見やすくするため…
WordやExcelで階層構造を表す組織図を作る場合、SmartArtグラフィックを使います。しかし、SmartArtのように、Officeが自動的に作成する図形は、位置やサイズもOfficeが自動的に計算して調整します。初心者にとっては楽かもしれませんが、カスタマイズが面倒…
Excelでは多くの種類のグラフを作ることができますが、基本は棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフの3つです(参考:【Excel】棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフの使い分けと種類の変更)。これら3つを自在に使いこなすことができれば、その他のグラフも簡単に…