わえなび ワード&エクセル問題集

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Excelで数え年を計算する方法、厄年のお祓いと長寿のお祝いをする年の求め方

最近では満年齢を使用するようになり、数え年を使うことが減ってきているため、神社に掲示されている厄年表を見て勘違いする人もいるようです。また、古稀、喜寿などのご長寿のお祝いも数え年で計算します。

ところで、Excelで数え年を計算する方法について、DATEDIF関数やDATE関数などを駆使して求めるなどと意味不明な説明をしているサイトが多くみられます。数え年を計算するのになぜDATEDIFが関係あるのかまったく理解できません。たぶん、神仏への信心が足りないものと思われます(?)。神仏の怒りに触れる前に、正しい計算方法を知って、厄払いをしたほうが良いでしょう。

そこで、今回は、あらためて数え年とは何かを考えたうえで、数え年と厄年の計算方法と判定、ご長寿祝いの年を求める方法について出題します。

目次

1.数え年とは何か

学校の学年には「0年生」というのは存在しません。入学した時点で1年生です。会社の場合も設立1年目は「第1期」です。0歳ではありません。このように最初の期間を「1」として数える考え方があります。

数え年は、生まれた年の年齢を1歳として、元日午前0時を超えた時点で年齢を増やすという考え方です。1歳、2歳、3歳、・・・というより、1年目、2年目、3年目、・・・というイメージです。1年目は短く、2年目以降は1月1日~12月31日までとなります。

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2.数え年の計算方法

問題

セルB1に生年月日、セルB2に基準日を入力した。基準日時点の数え年を求めなさい。また、今日時点での数え年を求めなさい。

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解説

満年齢から数え年を求める場合は、元日から誕生日の前日までは「満年齢+2」、誕生日以降は「満年齢+1」と計算しますが、生年月日から計算する場合はもっとシンプルです。誕生日に関係なく年越しをした時点で年齢が増えるのですから、西暦年(YEAR)だけを考えたら良いのです。ただし、生まれた年を1とするので1を足します。

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西暦の差を求めて1を足します。

  • =YEAR(B2)-YEAR(B1)+1

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今日を基準とする場合、今年の西暦YEAR(TODAY())から引けばよいです。

  • =YEAR(TODAY())-YEAR(B1)+1

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*補足*

YEAR関数を使ったのは、生年月日と基準日を日付で入力したからです。しかし、数え年を計算するのに誕生日は無関係なので入力しても意味がありません。はじめから西暦年だけを入力しておけば、YEAR関数を使う必要はありません。

  • =E2-E1+1
  • =YEAR(TODAY())-B1+1

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3.数え年に達する年を求める

(1)西暦年で求める

問題

セルB1に生年月日を入力した。数え年で77歳になる西暦年を求めなさい。

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解説

さきほどの式「数え年=基準となる年-生まれた年+1」を変形すると、「基準となる年=生まれた年+数え年-1」となります。つまり、数え年から西暦年を求めるには、生まれた西暦年に数え年を足して1を引くだけです。

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最初の年を「1」とするので、数え年で77歳になるのは76年後です。

  • =YEAR(B1)+B2-1

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*補足*

YEAR関数を使ったのは、生年月日を日付で入力したからです。しかし、数え年を計算するのに誕生日は無関係なので入力しても意味がありません。はじめから西暦年だけを入力しておけば、YEAR関数を使う必要はありません。

  • =B1+B2-1

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(2)西暦年を和暦年に変換する

問題

さきほど求めた西暦年を和暦年にしなさい。

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解説

4桁の西暦年はシリアル値ではないため、直接和暦年に変換することはできません。そこで、仮に1月1日=DATE(西暦年,1,1)としてシリアル値にしてから、TEXT関数で変換します(参考:【Excel】TEXT関数で数値を日付や時刻のシリアル値に変換する、日付の変換方法まとめ)。

  • =TEXT(DATE(B3,1,1),"ggge")

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別解

シリアル値にしてから、セルの表示形式で表示を変える方法もあります。

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4.厄年の計算

(1)厄年と厄祓いの基本

厄年は日本古来の風習の一つで、厄災が多く降りかかると信じられている年齢のことです。厄年は数え年で考えます。本来、厄祓いは厄を近づけないように祈る儀式なので、厄年に限らず毎年祈祷をすれば良いと思いますが、厄年を気にして厄除け祈祷をする人が多いようです。厄祓いについて詳しくは神社本庁のサイトをご覧ください。


ただし、数え年の年齢を元日で加算する神社もあれば、立春の日、節分の日、旧正月の日など元日でない日を基準とする神社もあり、また、厄年も神社によって異なるようですので、詳しくは祈祷をする神社の社務所で聞いたほうが良いと思います。

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(2)生年月日から本厄を求める

問題

セルB2に生まれた年(西暦年)を入力した。数え年で19歳、25歳、33歳、37歳、42歳、61歳になる西暦年と和暦年を求めなさい。

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解説

生まれた年と数え年から西暦年を求めます。ただし、生まれた年は絶対参照とします。

  • =$B$1+B4-1

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西暦年を和暦にします。

  • =TEXT(DATE(C4,1,1),"ggge")

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(3)前厄と後厄を求める

問題

本厄の数え年・西暦年・和暦年から前厄、後厄を求めなさい。

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解説

数え年と西暦年は1を引く、または1を足すだけです。

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和暦年については、本厄の数式をコピーします(相対参照)。

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(4)西暦年から厄年を求める

問題

セルB1に西暦年を4桁で入力した。セルB2に和暦年を求めなさい。また、この年の前厄、本厄、後厄にあたる人の西暦年と和暦年をそれぞれ求めなさい。

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解説

西暦年から和暦年を求めます。

  • =TEXT(DATE(B1,1,1),"ggge")

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数え年から生まれた年を計算するには、西暦年から数え年を引いて1を足します。

  • =$B$1-B6+1

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それぞれ和暦年を求めます。

  • =TEXT(DATE(C6,1,1),"ggge")

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(5)厄年の判定

問題

セルB1に西暦年、セルB2に性別を入力した。今年を基準として数え年を求めたうえで、D~F列の判定表をもとに厄年にあたるか判定しなさい。ただし、厄年でない場合は「厄なし」と表示しなさい。

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解説

まず、今年を基準として数え年を求めます。

  • =YEAR(TODAY())-B1+1

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数え年と性別の2つで判定するときには、2つを連結するのが簡単です(参考:【Excel】文字列結合、スペース・改行・ダブルクォーテーションの連結)。

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VLOOKUP関数で検索をします。

  • =VLOOKUP(B3&B2,F2:G19,2,0)

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検索で見つからなかった場合について、IFERROR関数で「厄なし」とします。

  • =IFERROR(VLOOKUP(B3&B2,F2:G19,2,0),"厄なし")

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(6)補足:八方塞がりについて

九星占術では9年に一度、運気が停滞してトラブルが立て続けに起こる「八方塞(はっぽうふさがり)」になるとされています。数え年で10歳、19歳、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳、73歳、82歳のとき、男女共通で厄年となるそうです(前厄・後厄はありません)。

方位除けの祈祷を受け付けている神社や寺院で、八方除けの厄除け祈祷を受けたほうが良いかもしれません。なお、Excelでの計算方法は通常の厄年と同じです。

 

5.ご長寿祝いの計算

問題

セルB1に生まれた年(西暦年)を入力した。数え年で61歳、70歳、77歳、80歳、88歳、90歳、99歳になる西暦年を求めなさい。また、セルB2の年を基準として、還暦~白寿を迎える人の生まれた年(西暦年)を求めなさい。

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解説

ご長寿のお祝いも原則として数え年で計算します。なお、最近は、満60歳の誕生日のときに還暦のお祝いすることが多くなりましたが、数え年の場合は61歳となります(生まれた年の60年後になる)。

  • =$B$1+B5-1

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基準となる西暦年から、生まれた年を求める場合も厄年と同様です。

  • =$B$2-B5+1

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解説は以上です。


 


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