最近はペーパーレスの時代ですが、紙を用いたアナログなデータが無くなることはありません。例えば、パソコンの画面でアンケートを取ることも可能ですが、パソコンが無い場所や屋外の場合、アンケート用紙を配って回収するしかありません。また、営業の人が名刺を交換すると、紙の名刺がどんどんたまっていきます。このような紙のデータをパソコンに入力するのは面倒な作業です。
FAXで注文を受けても、システムに入力しなければ会社の売り上げになりません。売上を計上するのもデータ入力が必要なのです。
そんな「紙をたくさん持っていて困っている人」がいる一方で、「パソコンに入力する作業を代行して小遣い稼ぎをしようとする人」がいるので、ちょうど需要と供給がマッチしてビジネスになっているようです。
大量の用紙を持っていて困っているのであれば、いま流行りの「データ入力代行サービス」をやっているフリーランスの人に頼んでみてはいかがでしょうか?
目次
1.データ入力のバイトについて
(1)データ入力とは何か
最近、会社員や主婦、学生が、在宅のアルバイトまたは副業として「データ入力」をする人が増えています。さすがにデータ入力だけで生計を立てるのは難しいですが、簡単に数万円のお小遣いが稼げるとあって、人気の高い副業の一つです。
「データ入力」とは、紙に書いてある手書きのデータを、パソコンで入力する作業のことです。パソコンで入力するとデータ管理や集計が簡単になります。
- パソコンが導入される前の古い情報が紙で保存されている
- カードケースに入らないくらい大量の名刺がある
- 手書きの伝票をシステムに入力したい
- 得意先の住所録、会員の個人情報の一覧を作りたい
- アンケートの回答を入力するのが面倒
(2)簡単にできる
「データ入力 バイト」で検索してみてください。主要なアルバイト求人サイトで、データ入力のアルバイトを募集していることが分かります。
パソコンのタイピングが速ければ、それ以外の特別な知識や資格を必要としません。単純作業が好きな人ならすぐに始められます。上記のサイトで募集しているのは時給~円で働く求人ですが、この他に、在宅で仕事を受け付ける方法もあります。
2.こんなデータ入力もあります
(1)アンケートの入力と集計
手書きのアンケートの回答用紙を一覧表として入力するだけでなく、集計もしてくれるサービスがあります。ただし、同じデータでも集計の方法・パターンは無限にありますので、どのような意図で集計するのか、どのようなデータが必要かを事前に・具体的に伝えておく必要があります。
(2)名刺の一覧表作成、電子化
名刺が大量にある場合は、郵便番号、住所、氏名、肩書などに分けて入力してくれます。また、自分の名刺を画像処理ソフトを使って再現してくれるサービスもあります。
(3)テープ起こし
講演会や会議、インタビューの録音テープ、ビデオの音声を文字情報として書き起こすサービスがあります。「えー」「あのー」といった余計な声を取り除いて、書き起こしてくれます。
(4)コピペ
インターネット上にある会社情報や商品情報を検索して、コピペ(コピー・貼り付け)を繰り返すことによって一覧表に仕上げる仕事です。また、ある指定された文章をコピーして、不特定多数の会社のホームページにあるお問い合わせフォームに送信するダイレクトメール(DM)の仕事もあります。
1件や2件であれば他人に依頼することは無いと思いますが、100件、1000件単位ならば、暇な人(失礼!)に依頼したほうが速いでしょう。
(5)コンテンツや紹介文の作成
単なるデータ入力とは異なり、ホームページの文章や商品の紹介文を考えるサービスもあります。これは「ライティング(Writing)」と呼ばれるサービスで、入力する内容を考えなければならないので、通常のデータ入力より単価が上がります。
3.何を渡して、何を受け取るのか
(1)渡すもの
原則として、紙を送付することができないので、画像の形式にするか、PDFの形式にして、指定の方法で送付します。コンビニに行けば1枚30円でスキャンができますが、大量にある場合はドキュメントスキャナでスキャニングする必要があります。スマホで写真を撮ってもよいです。
音声の場合はボイスレコーダーで録音したデジタルデータで渡しますが、テープの現物を受け付けてくれる場合もあります。
(2)受け取るもの
事前にどのようなデータで受け取りたいかを選択します。テキストデータ(メモ帳)、Word、Excel、CSVなどの形式を指定します。なお、遠隔操作をしない限り、会社のシステムに直接データを投入することはできないので、システムへの登録は自分でしなければなりません。
(3)入力マニュアル
「Wordに入力」「Excelに入力」だけではどのように入力すればいいか分かりません。自分で何件か入力して、入力方法を示す必要があります。
また、たくさんの手書きの紙があったら、必ず例外的なデータがあるものです。第三者が見てどのように入力すれば分からないデータをどうするか、事前に決めておく必要があります。「例外的なものがあったら連絡してください」では、完成が遅れます。「事前に予想される例外的なデータの例」は事前に伝えておくべきです。
4.在宅ワーカーに依頼する方法
(1)サービスを探す
データを入力するだけであれば、「在宅」のフリーランスに依頼したほうが割安です。データ入力の在宅ワーカーは、後述の各サイトに登録していますから、「データ入力サービス」を探しましょう。
(2)内容を確認して見積もりを取る
データ入力とは言っても、名刺入力が得意な人もいれば、テープ起こしが得意な人もいます。サービス内容の詳細を読んで、データの送り方、受け取り方、料金、納期などを確認しましょう。
そして、いきなり依頼をするのではなく、相談をして作業可能かどうかの確認をしましょう。そして、見積もりを取り、納期を確認します。
(3)直接支払うわけではない
在宅ワーカーが後述のサイトに登録しているのは、直接の金銭のやり取りをしないようにするためです。サイト運営の会社に料金を支払うシステムとなっています。そして、作業が完了したら、サイト運営の会社からシステム手数料を差し引いて、在宅ワーカーに支払われます。
5.データ入力サービスを探す
ここで、データ入力サービスを探すための代表的なサイトを3つ紹介します。
(1)ココナラ coconala
ココナラは知識・スキル・経験などを気軽に売り買いできるスキルのオンラインマーケットです。ビジネス寄りのサービスから個人向けのユニークなサービスまで多種多様です。会員登録は無料です。ココナラでは、仕事を引き受けてくれる代行者のことを「出品者」と呼びます。出品されているサービスを購入することで、出品者に仕事を依頼することができます。
サービス検索で「データ入力」のサービスを探してみましょう。
1700人以上の人が登録しています。
表示されている金額は最低価格です。1000円~となっていますが、データの量が多ければ金額が変わります。サービス内容の詳細説明の中にそのことが記載されていますので、よく読んで利用しましょう。
業務上のデータを渡す場合は本人確認と機密保持契約(NDA)確認済みの出品者を選びましょう。
また、出品者にはランクがあって出品者を選ぶ目安となります。
- レギュラー・・・販売件数1件以上
- ブロンズ・・・販売件数10件以上
- シルバー・・・直近3ヶ月10件以上、納品完了率80%以上
- ゴールド・・・直近3ヶ月5万円以上、納品完了率90%以上、平均評価4.8以上
- プラチナ・・・直近3ヶ月10万円以上、納品完了率90%以上、平均評価4.8以上、本人確認済み
詳細については「ココナラ」をご覧ください
(2)クラウドワークス CrowdWorks
「クラウドワークス 」は、日本最大級のオンラインお仕事マッチングサイトです。仕事の依頼、受注者とのコミュニケーション、ファイルの送受信など、仕事をスムーズに行うための各種機能がそろっています。クラウドワークスでは、仕事を受ける人を「クラウドワーカー」と呼びます。
依頼内容を公開してクラウドワーカーを募集する方法と、希望に合うクラウドワーカーを探して直接依頼する方法があります。
「クラウドワーカーを探す」をクリックします。
データ入力のクラウドワーカーを探してみましょう。10万人以上のクラウドワーカーがいます。実績の多い順にすると受注実績の多いほうから並べることができます。
プロクラウドワーカーは、全クラウドワーカーの中から定められた基準を満たした人だけを選抜した、仕事能力の高いプロフェッショナル集団です。
- 職種部門別の獲得報酬額月間最上位(過去1年間で1回以上)
- メンバー情報編集、スキル登録、経歴・実績登録、NDA、基本情報編集、本人確認書類提出済
- 納品完了率(固定報酬制)90%以上(過去1年間)
- 総合評価 4.8以上(過去累計)
- スカウト数 5回以上(過去1年間)
- コミュニケーション評価 4.8以上(過去累計)
- プロフィール&自己PR 入力済(過去1年間)
詳細については「クラウドワークス 」をご覧ください
6.ちなみに
当ブログわえなび管理人は「データ入力の代行」を一切受け付けておりませんし、お問い合わせがあってもスルーします。そんなに入力が速いほうでもないですし、お金をもらって正確に入力できる自信が無いからです。
データ入力に自信のある人はたくさんいますから、上記のサイトで自分に合ったサービスを探してみてください。
解説は以上です。