わえなび ワード&エクセル問題集

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VBAエキスパート概要と勉強方法、Excelベーシック、スタンダードの出題範囲

Excelの資格試験として最も認知度があるのはMOSですが、マクロについては少ししか出題されないため、VBAのスキルの証明にはなりません。Excel VBAについては、オデッセイコミュニケーションズ主催の資格試験「VBAエキスパート」の受験をおすすめします。

VBAエキスパート試験はベーシックとスタンダードの2つの階級があり、合格すればそれぞれ履歴書に書くことができます。

そこで、マクロ初心者の人がVBAエキスパートExcelベーシック・スタンダードに合格するまでの流れについて解説します。なお、正式な情報はVBAエキスパート公式サイトをご確認ください。

目次

1.VBAエキスパート試験全般

(1)正式名称と主催者

VBAエキスパートは民間の資格試験の一つであり、Excel、Accessのマクロ・VBA(Visual Basic for Applications)のスキルを証明する検定です。特に受験資格・受験制限はありません。

  • 正式名称・・・VBAエキスパート
  • 主催者・・・オデッセイコミュニケーションズ
  • 公式サイト・・・https://vbae.odyssey-com.co.jp/

(2)試験の種類

4つの科目がありますが、それぞれ独立した試験であり、合格証書もそれぞれ発行されます。

  • Excel VBA ベーシック
  • Excel VBA スタンダード
  • Access VBA ベーシック
  • Access VBA スタンダード

それぞれ認定されるので、履歴書にも「Excel VBAベーシック合格」などと書くことができます。

ベーシックは基本的な内容、スタンダードは標準的な内容でより高いレベルとなります。ベーシックを受けなくてもスタンダードだけ受験することも可能ですが、ベーシックから順に受験することをおすすめします。 

(3)履歴書の書き方

主催者の記入をする場合は「オデッセイコミュニケーションズ主催」をつけて、試験名の「VBAエキスパート」、試験の種類と階級を記載します。

(例)VBAエキスパート Excel VBAスタンダード取得 

(4)試験会場と試験日時

試験はMOSなどと同じ随時試験です。主催者であるオデッセイコミュニケーションズが全国の試験会場に試験の実施を委託しているので、全国にある試験会場(テストセンター)を探して、受験の予約をします。試験日や試験時間、申し込み方法も各試験会場によって異なります。

試験会場を探す(公式サイト)
https://vbae.odyssey-com.co.jp/exam/location.html

試験会場を探して、予約できる試験日の候補を探してから、受験勉強をしたほうがいいと思います。 

(5)試験方法と合格基準

試験は、コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式で、パソコンの画面に40問前後出題されるので、マウスとキーボードで回答していきます。試験終了時に自動的に採点され、パソコンの画面上に得点と合否が表示されます。帰るときに「試験結果レポート」が渡されます。

そのときの問題の難易度で合格基準点が計算されるため、合格ラインは一定ではありませんが、1000点満点で650~800点をとれば合格です。 

(6)回答形式

  • 選択肢形式:複数の選択肢の中から、1つまたは2つを選択します。
  • ドロップダウンリスト形式:Visual Basic Editorで入力候補を選ぶのと似た感覚で、コードの一部をドロップダウンリストから選択します。
  • クリック形式:コード内の特定の行や、画像内の特定の箇所をクリックします。
  • ドラッグ&ドロップ形式:並べ替え問題、マッチング問題では、ドラッグ&ドロップ操作で解答します。
  • 穴埋め記述形式:テキストボックスに入力します。 

(7)バージョン

試験問題は、2010~2016に対応した内容ですが、特定のバージョンに依存する問題は出題されません。

 

2.申し込み

(1)申し込みの手続き・受験料

各試験会場で指定の申し込み方法・受験料払い込み方法で申し込みます。なお、いったん申し込みが完了した後は、試験当日に体調不良や都合が悪くなっても変更やキャンセルはできません。返金もありません。ただし、感染症の場合は試験日の変更ができます。

  • ベーシック:一般価格13,200円(12,000円+消費税10%)
  • スタンダード:一般価格14,850円(13,500円+消費税10%)

(2)割引

マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)を1つでも取得している場合は、その証明書(合格認定証、デジタル認定証、結果レポートなど)を提示すれば割引になります。

  • ベーシック:割引価格11,880円(10,800円+消費税10%)
  • スタンダード:割引価格13,420円(12,200円+消費税10%)

 

3.試験の勉強について

(1)独学で合格できる

VBAエキスパートを受験した人のうち69%が独学で、PC教室または学校で学習した人は20%です(オデッセイコミュニケーションズ調べ、2009年3月~2010年9月末の受験者データから集計)。独学で合格することは可能です。初心者の人でも本を2~3冊買えば合格できますから、わざわざ高い授業料を払ってパソコン教室に通う必要はありません。

試験に関するデータ(公式サイト)
https://vbae.odyssey-com.co.jp/about/data.html

 

(2)サンプル問題・過去問題

コンピュータ試験は大量の問題の中からランダムに出題するので、過去問題が公開されることはありません。サンプルの問題は公開されています。 

Excel VBA ベーシック サンプル問題(公式サイト)
https://vbae.odyssey-com.co.jp/study/sample_eb.html

Excel VBA スタンダード サンプル問題(公式サイト)
https://vbae.odyssey-com.co.jp/study/sample_es.html

 

(3)初心者が公式テキストをいきなり買ってはいけない

運転免許や簿記その他の資格試験は通常、公式の対策教材を勉強すれば基本が理解できるとともに試験対策にもなりますが、VBAの場合は、マクロを一度も実行したことも無いのにいきなり公式テキストを買っても、まったく理解できないと思います

少なくとも、入門書(教科書)を一冊買って基本的なコードを自分で打って、実行してみましょう。ループの処理が書けるようになったら公式テキストで勉強しましょう。

 

(4)公式テキスト・模擬問題

試験の主催者であるオデッセイコミュニケーションズから公式テキストが出版されています。受験対策として公式テキストで勉強します。マクロを実行したことのある人なら、公式テキストだけで合格できます。

公式テキストについて、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

 

(5)出題範囲

2019年5月に出題範囲がリニューアルされました。特に、スタンダードは半分が入れ替えとなっています。

■Excel VBA ベーシック

  • マクロとVBAの概念
    (マクロとVBA、Visual Basic Editor、ブックとマクロの関係、セキュリティレベル)
  • マクロ記録
    (マクロ記録とは、[マクロの記録]ダイアログボックス、個人用マクロブック、マクロ記録の活用方法)
  • モジュールとプロシージャ
    (モジュールとは、プロシージャとは、コメントとは)
  • VBAの構文
    (オブジェクト式、ステートメント、関数、演算子)
  • 変数と定数
    (変数とは、変数の名前と宣言、変数の代入と取得、変数の適用範囲、定数とは)
  • セルの操作
    (セルおよびセル範囲を指定する、セルの値と表示形式、Offsetプロパティ、Resizeプロパティ、Copyメソッド、最終セルを特定する)
  • ステートメント
    (If...Then...Elseステートメント、For...Nextステートメント、Withステートメント)
  • 関数
    (日付や時刻を操作する関数、文字列を操作する関数、数値を操作する関数、ダイアログボックスを表示する関数、その他の関数)
  • ブックとシートの操作
    (ブックを保存する、ブックを開く、閉じる、複数ブックを操作する、シートを挿入する、削除する、シートをコピーする、移動する、その他のシート操作)
  • マクロの実行
    (Visual Basic Editorから実行する、[マクロ]ダイアログボックス、シート上にボタンを配置する)

■Excel VBA スタンダード

スタンダードレベルの出題範囲には、ベーシックの出題範囲についての理解度も含まれます。

  • プロシージャ
    (複数のプロシージャを使ったマクロ、Callステートメント、値を共有する、Functionプロシージャ)
  • 変数の活用
    (データの個数を数える、値を合計する、配列、オブジェクト変数)
  • ステートメント
    (Select Caseステートメント、Do...Loopステートメント、For Each...Nextステートメント、その他のステートメント)
  • ファイルの操作
    (ファイルの操作、フォルダの操作、文字列操作によるパスの指定)
  • ワークシート関数の利用
    (WorksheetFunctionオブジェクト)
  • 検索とオートフィルター
    (検索の基本、見つからなかったときの判定、検索したセルを使う、オートフィルターの基本、絞り込んだ結果のコピーとカウント、絞り込んだ結果の編集)
  • データの並べ替え
    (簡単な条件の並べ替え、複雑な条件の並べ替え、特殊な並べ替え、文字列の並べ替え、フリガナの操作)
  • テーブルの操作
    (テーブルとは何か、テーブルの特定、テーブル部位の特定、テーブル操作の例)
  • エラー対策
    (On Error ステートメント、エラーが起きないデータに整える)
  • デバッグ
    (Debug.Print、イミディエイトウィンドウ、ブレークポイントとステップ実行)

 

4.試験当日

(1)試験時間

指定された集合時間に会場に行くと、その前にいろいろと説明があります。所持品はすべてロッカーに入れて、試験室に入り試験を受けます。試験時間は50分ですが、その前後の説明が結構長いので50分で帰れるわけではありません。説明や待ち時間を含めて2時間くらい見ておけば間違いないです。

(2)持ち物

  • 本人確認のための写真付きの身分証明書
  • 受験票
  • 割引適用のための合格証や試験結果レポート

(3)受験者ID

オデッセイコミュニケーションズの受験者IDの登録(無料会員登録みたいなもの)をしなければなりません。この登録情報の住所に合格認定証が郵送されます。MOSなどの試験と共通のIDです。試験当日はIDとパスワードが必要です。

 

5.その他

(1)リニューアルについて

VBAエキスパートはOffice 2010~2016バージョンに対応するため、2019年5月15日にリニューアルされ、出題範囲が変更となりました。Excelについてはリニューアル後の公式テキストが発売されています。

なお、リニューアル前の試験で合格した場合も、リニューアル後の試験に合格したのと同一(有効なもの)とみなされます。リニューアル後の試験をあらためて受け直す必要はありません。

(2)認定証について

合格したら4~6週間以内に合格認定証(正式な合格証書)が郵送されます。ただし、認定証が届かなくても試験当日に合否が分かりますから、試験をした日付で履歴書に書いて構いません(デジタル認定証で証明可能)。

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(3)スタンダードクラウンについて

「Excel VBAスタンダード」「Access VBAスタンダード」の2科目に合格すると、スタンダードクラウンに認定されます。当サイトわえなび管理人もスタンダードクラウンです。特に申請をしなくても勝手に認定証が送られてきます。

 


解説は以上です。この記事は検定試験の合格を保証するものではありません。また、コメントは個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません。


 


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