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パソコン2画面で仕事がはかどる?初心者のためのマルチモニタ講座【デュアルディスプレイ】


パソコンは通常、キーボードもマウスも画面(モニタ、ディスプレイ)も1つです。Windowsのパソコンの場合、画面の下にタスクバーがあって、使用しているソフトを切り替えることも可能です。なにも不都合なことはありません。業務でWordやExcelを使う場合、パソコンの画面を2枚以上にするべきか?については賛否両論あります。

しかし、確実に言えることは、「普段の仕事や作業の内容によっては」画面を2枚にしたほうが良いということです。2画面にするにはパソコンとディスプレイをケーブルでつなぐだけで難しい設定はありません。

まだ1画面で消耗してるの?

というわけで、4画面でブログ運営をしているわえなび管理人が、パソコンを2画面にするメリット・デメリット、設定の方法などについて解説します。

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目次

1.ディスプレイとは何か?

パソコンには計算する部分と計算結果を表示する部分があります。ノートパソコンはキーボードの下に計算する機能(処理装置という)が埋まっています。デスクトップの場合は本体の箱の中にあります。

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処理した結果は、ケーブル等の電気回路を通してディスプレイ装置(display)に送られて表示されます。

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接続すれば表示されるのですから、2台以上のディスプレイ装置を接続して表示することも可能です。ディスプレイは1~2万円程度、接続するためのケーブルは数千円で購入できます。ディスプレイ装置にはそれぞれ独立した電源があります。

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2.仕事をするなら絶対に2画面にすべき

画面を増やして、それぞれマウスやキーボードで操作することができますのでいろいろな使い方があります。

(1)デスクトップ

デスクトップパソコンの場合は処理装置のある本体と、ディスプレイ単体を接続して2画面にするという使い方があります。2つの画面は異なる文書を表示することも可能なので、資料を見ながらExcelに入力することもできます。Excelのほか業務システム、メール、インターネット、PDFなど3つ以上のソフトを頻繁に切り替えている人は絶対に2画面にするべきです

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複数の画面を使うことをマルチモニタ(マルチディスプレイ)といい、特に2画面にすることをデュアルモニタといいます。例えば、右の画面で使っているExcelをドラッグによって左の画面に動かすこともできます。

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誰とは言いませんが、WordとExcelの画面のキャプチャと画像の加工をして、Youtubeのライブ動画と自分で作った動画を見ながら、Googleで検索キーワードを調べてブログを書いている人は、いちいちソフトの切り替えをしていられませんので4画面でも足りないくらいです。

長いケーブルも売っていますので、パソコンで作業をしながら別の場所で動画を再生することもできます。

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(2)ノート

ノートパソコンでも接続可能です。大きなディスプレイで資料を見ながらノートパソコンで作業することができます。

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さらに、ノートパソコンのディスプレイを真っ暗にして、入力したものを大きな画面に表示することもできます。ノートパソコンの画面が壊れても、ディスプレイを接続すれば操作は可能です。

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(3)複製

自分のパソコンの画面と同じ内容を同時に、別のディスプレイに映すことができ(複製)、その複製を一時的に止めることもできます。

この機能を使って、自分のパソコンの画面を他の人にも見せながら説明することができます。1つのパソコンの周りにみんなが集まる必要はありません。少人数のミーティングをするときに便利です。

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大型のディスプレイやテレビに接続すれば簡単なプレゼンをすることもできます。

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(4)プロジェクタ

ディスプレイ装置はモニタ(monitor)ということもありますが、モニタだけではありません。もっと大きなスクリーンに映したい場合、モニタに接続する代わりにプロジェクタprojector)に接続します。接続の仕方はモニタと同じです。

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パソコンの画面と同じものを映すことができますので、大きな会場でプレゼンや説明をすることができます。

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パソコンの機種によってはモニタとプロジェクタの両方に接続することが可能なものもあります。

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ちなみに、暗い場所であれば家庭用プロジェクターで1万円前後で買えます。

 

しかし、明るい会議室や広い会場では使えないので(光量が足りない)、プレゼンや講義をする場合は値段が高めのエプソンのプロジェクタが良いです。

 

3.デメリットと注意点

次のような人にはマルチモニタをお勧めできません。しかし、上記の通り、自分で使う場合以外にも会議や説明会などでも使えますから、接続の方法は知っておいたほうが良いと思います。

(1)光の刺激に弱い人

パソコンの画面の光が強すぎて目が疲れる人がいます。普段から画面の明るさ(輝度という)を落として、少し暗い画面で操作しないと目が疲れる人は注意が必要です。画面が2枚になると、光の刺激も2倍になるので輝度を落とさないといけません。

(2)特定のソフトを使う時間が長い人

インターネットの閲覧をするだけの人はインターネットの画面だけなので、画面が2枚あっても余るだけです。同じように、ゲームをする人、ブログや原稿を執筆する作家(ライター)、イラストレーター、動画クリエイターは操作するソフトが限られているので、画面がたくさんあっても意味がありません。

ブロガーの中には、「画面を2枚にしても効果が無かったから1枚に戻した」と言う人もいるようですが、それは調べ物をしながら文章を書くだけなので、画面1枚で足りるからです。すべての人に当てはまるわけではありません。

(3)机の上が狭い人

机の上にディスプレイ装置を2つも3つも置くスペースがない人もいるようです。設置する場所を確保する必要があります。また、アーム(後述)で取り付けをすることも検討したほうがよいです。

(4)電気代を節約している人

ディスプレイ装置は電気製品なので、当然電気代がかかります。節約家の人には不要です。

 

4.ディスプレイ

まず、ディスプレイ装置を買わなければなりませんが、古いディスプレイが余っていればそれでもかまいません。ディスプレイは種類がたくさんありすぎて迷ってしまいますが、迷ったら日本製のアイオーかイーヤマを選べば間違いないと思います。

 

5.電源を用意する

ディスプレイ装置1台につき1つの電源が必要です。できるだけ落雷に対応した電源タップがよいです。

 

6.端子

外部モニタを接続するには、端子(たんし)を確認してケーブルを挿せばよいです。パソコン側とモニタ側の端子をそれぞれ確認します。デスクトップパソコンの場合は本体の背面、ノートパソコンは側面、モニタは背面にあります。

原則としてパソコンとモニタの両方に同じ端子がなければ接続することができません。

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アイ・オー・データ
https://www.iodata.jp/product/lcd/info/multidisplay/howto/index3.htm

 

(1)HDMI

ディスプレイ装置の接続にはHDMIがおすすめです。HDMIの端子にはたいてい「HDMI」のロゴがありますから分かりやすいです。

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USBの端子と間違えやすいですが、よく見るとUSBは四角なのに対し、HDMIは長方形の角が欠けています。

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(2)DVI

古いパソコンやモニタにはHDMIがありませんから、DVIで接続します。8x3=24個の四角い穴が開いているのが特徴です。DVI端子は分かりやすくするため、端子が白色で塗ってあることがあります。

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(3)VGA(アナログRGB)

DVIがなくても、VGA(アナログRGB、D-subともいう)の端子がある場合もあります。5x3=15個の丸い穴が開いているのが特徴です。VGA端子は分かりやすくするため、端子が青色で塗ってあることがありますが、必ずしも青色とは限りません。グレーや黒色の場合もあります。VGAは画像を送ることはできますが、音声は送ることができないため、ディスプレイ装置から音声を出すことはできません。

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7.ケーブルと変換ケーブル

(1)専用のケーブルでつなげるのが基本

同じ端子を、専用のケーブルで接続しなければなりません。

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モニタを購入した時にはたいていケーブルが付属していますが、付属していなければ別売りのケーブルを購入しなければなりません。

<HDMIケーブル>

 <DVIケーブル>

 <VGAケーブル(アナログRGBケーブル)>

 

(2)変換ケーブルもあります

パソコン側とモニタ側で同じ端子があるとは限りません。その場合は、変換ケーブルを用いる方法があります。例えば「HDMI DVI 変換」などと検索すれば、変換ケーブルや変換器(アダプタ)が見つかります。

<HDMI DVI 変換>

<VGA DVI 変換>

<HDMI VGA 変換>PC本体のHDMIをVGAに変換するアダプタ

 

(3)USBを変換する方法もあります

パソコンにHDMIもDVIもRGBもない場合、USBに変換する方法もあります。例えば「HDMI USB 変換」などと検索すれば、変換ケーブルや変換器が見つかります。※なお、USBにはType-A、Type-B、Type-C、Mini、Microなどの種類がありますのでご注意ください。

<HDMI USB 変換>

<RGB USB 変換>

<DVI USB 変換>

 

(4)無線で接続する方法もあります

パソコンとディスプレイ装置の両方が無線接続に対応していればケーブルなしで接続できますが、詳しくない人にはお勧めしません。

 

8.接続する

まず、外部のディスプレイ装置を電源につなげてから、電源のスイッチを入れます。しかし、電源のスイッチを入れてもデータが無いので画面は真っ暗のままです。

次に、パソコン本体とケーブルでつなげます。つなげたときに、画面が暗くなったりチラついたりすることがありますので何秒か待ちます。画面に「信号が入力されていません」「NO SIGNAL」が表示されている場合は、パソコン側で設定が必要です。

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9.パソコンの設定

(1)[Windows]+[P]

Windows7以降のパソコンであれば、[Windows]キーを押しながら、[P]を押すとモードの切り替えの画面が表示されます。

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このときも、切り替えているときに画面が暗くなったりチラついたりすることがありますので何秒か待ちます

  • PC画面のみ・・・外部の画面を真っ暗する
  • 複製・・・同じ画面を表示する
  • 拡張・・・画面を広げて異なる画面を表示する
  • セカンドのみ・・・自分のパソコンを真っ暗にする

複製をすると、左右で同じ画面が表示され、マウスも同じ動きをします。発表や説明をする場合は複製を選びます。説明の途中で「PC画面のみ」に切り替えることによって、外部の画面を暗くすることができます。

拡張をすると、左右で1つの大きな画面になりますから、マウスが左右の画面を行き来することができます。一般的にデュアルモニタといえば、この「拡張」のことを言います。

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(2)ディスプレイ設定

パソコン本体に2つ以上のディスプレイ装置をつなげた場合、パソコン(処理装置)のほうから見るとどちらが右の画面で、どちらが左の画面なのか分かりません。

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拡張をした時に左右が逆になってしまうこともあります。左右が逆の場合、左側のパソコンの左端から出たマウスが、右のパソコンに出てきます。

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また、モニタを上下に並べることもできます。また、モニタの1つを縦向きにしてもう一方を横向きにすることもあります。

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このような設定は、デスクトップを右クリックしたときに出てくる「ディスプレイ設定」または「画面の解像度」で設定をします。

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「1」「2」の四角はドラッグで動かすことができますので、上下または左右に並べて、適用のボタンを押します。

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各画面の解像度や縦横の向きも変えられます。

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(3)[Windows]+[左右の矢印]

Windows10では、[Windows]キーf:id:waenavi:20190723191704j:plainを押しながら、[左矢印←]キーを押すとその画面の左半分に表示する機能があります(スナップ機能)。また、[Windows]+[右矢印→]で画面の右側にウィンドウを固定することができます。これで、4つのソフトを同時に表示することができます。

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10.モニターアーム

最後にモニターアームについて紹介しておきます。パソコンのモニタはたいていスタンドを取り付けて使いますが、そのスタンドを外してモニターアームを取り付けることもあります。しかし、画面自体が重いものなのでしっかりと取り付けないと落下する恐れがあります。

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取り付ける机は頑丈なものでなければなりません。また、取り付け作業をするのも結構力がいるので1人で作業をする場合は注意が必要です。

 

固定するだけであれば安いアームでも構いませんが、頻繁にモニターを動かす場合や小さなお子さんがいる場合は安全性に定評のあるエルゴトロンのアームがおすすめです。

 


*補足説明*3画面以上にする場合は、グラフィックボード・ビデオカードの増設またはグラフィックアダプタが必要です。

 


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