WordやExcelでは画面の表示と印刷が異なることがあります。特に文字の線や太さは注意が必要です。
例えば、MSゴシック体のフォントは画面上細く見えますが、印刷すると太字じゃないのか?と思うほど太いです。ゴシック体を見出しにして、本文を明朝体にすることがありますが、この場合の見出しも太字ではありません。
罫線も画面上でデータを見るだけであれば通常の罫線を使ってもよいですが、印刷を前提とする場合は注意が必要です。
そこで、罫線を印刷するときの線の太さについて出題します。なお、問題文のあとに簡単な操作方法を解説していますが、静止画では、わかりにくいと思いますので、最後に動画を載せています。ぜひご覧ください。
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- Excelの罫線は印刷すると太すぎるので「極細」の線を使うべきである
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問題
次の表を作りなさい。また、プリントアウトして、画面上の表と、線の太さを比較しなさい。
解説
罫線ボタンとセルの書式設定による罫線の引き方については、すでに別の記事で説明済みですので、操作手順については解説を省略します。
まずは左の表を作ります。範囲選択をします。
格子にします。
外枠太罫線にします。
これで完成です。次に右側の表を作成します。範囲選択します。
罫線の画面を出します(右クリック→セルの書式設定)。
外枠を普通に実線にします。内側を極細の線にします。
これで完成です。画面上では右側の極細の線は点線に見えます。
Excelでは主に3種類の実線を使います。印刷すると1段階太くなります。
太枠として使われる中太の線(Medium)は極太になり、画面上、細い実線に見えるもの(Thin)は太い線になります。また、一番細い極細の線は、ヘアライン(Hairline)ともいい、画面上点線で表示されますが、印刷すると細い実線になります。
画面で見るときは格子と外枠太罫線が太すぎるようには見えませんが、印刷すると太すぎて残念なことになります。外枠を通常の実線にして、内側を極細の線にしたほうが印刷したときにちょうどよい太さになります。
印刷を前提として罫線を引くときには、1段階細い線を使います。
解説は以上です。
動画版はこちら(無料)
この記事は、わえなび実力養成講座「ファンダメンタルExcel」Program 3-3-3 のYoutube動画を書き起こして、加筆修正したたものです。
ちなみに、Excelの罫線と表作成の動画は全部で22本あります。すべて無料公開しています。ぜひご覧ください。
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