関数
IF関数は「判定」する関数であると説明することがあります。当サイトでも説明の便宜上、「IF関数を用いて判定する」などと表現することがありますが、厳密に言えば間違いです。 マイクロソフトによると、IF関数は、「論理式の結果がTRUEまたはFALSEの場合に…
IF関数では「真の場合」「偽の場合」という言葉が出てきます。 一般的には、等号や不等号が成り立つ場合は真の場合、成り立たない場合は偽の場合と説明されることが多いですが、厳密にいえばこの説明は正しくありません。「真の場合」「偽の場合」とは、論理…
給与計算や1か月分の支払では「締め日(しめび)」が重要となります。締め日とは、簡単に言えば「期間の最終日」のことです。例えば、20日までを1か月分として計算し、21日以降を翌月分にまわすことを「20日締め」と言い、毎月20日のことを締め日と言います…
COUNTIF関数やSUMIF関数のような「~IF」という関数は、引数に検索条件を指定する必要があり、何らかの条件で抽出したデータまたは行について集計するものです。検索条件の指定について初学者が疑問に思うことと言えば、「なぜ不等号をダブルクォーテーショ…
Excel関数にはデータを検索して結果を表示する関数がいくつかあります。データを検索するには、もちろん引数に探したいデータを入力しますが、「検索文字列」「検索値」「検索条件」と表現が異なっているため、どのような違いがあるのかが気になります。 と…
COUNTIF関数やSUMIF関数のように検索条件を引数とする関数は多くあります。この検索条件について、マイクロソフトの公式サイトの説明を見ると、原則として文字列または数値で指定することになっていますが、ワイルドカードや比較演算子(正確には比較演算子…
EOMONTH関数のEOMONTHとは、End of Month(エンド・オブ・マンス)の略であり、月の終わりの日付(月末)を求める関数です。月末の日付は28日~31日と月によって異なるため、関数を用いて月末日が求められるのは非常に便利です。 ところで、月末を求めるEOMO…
年単位または月単位の契約をして、その期間満了の前に解約の意思を示さなければ同じ期間、同じ条件で自動更新される契約というのはたくさんあります(アパート、インターネット、ジム、スマホ、はてなブログPro・・・)。逆に更新の手続きをしなければ契約が…
今日の日付と比較して過ぎていれば自動で色を変えるという場合、TODAY関数と条件付き書式を使えば良いです。今日の日付を過ぎている、近づいていることの判定ができれば、それを条件付き書式の数式に入力すればよいのです。また、1日単位、1週間単位で条件を…
Excelで、期限や納期が近付いている、もしくは指定している日付や日数を経過してしまったということを自動的に知らせるには、Excel関数を用いて表示する方法と、条件付き書式でセルの色を変える方法があります。 自動的に知らせてもらうためには、日付同士を…
例えば、2020年11月の3か月後の年月(2021年2月)を求めたい場合、年と月だけで3か月を加算することを考えるのではなく、2020年11月1日に3か月を加算したほうが簡単です。EDATE関数を使えばよいです(参考:【Excel日付】月単位や年単位の加算、EDATE関数の…
EDATE関数をExcelで用いる場合、単独で用いる場合と他のExcel関数を組み合わせて使う場合があります。他の関数と組み合わせる場合はその関数の知識が必要です。例えば、EDATE関数で元の日付のセルが空白だった場合に空白を返したい場合は、IF関数を使います…
鉄道などの定期券の有効期限、賞味期限、文書の保存期限、契約更新日など期間の最終日を求めるとき、開始日に月単位または年単位の期間を加算して求めます。そして、通常は開始日の前日の日にちが終了日になります。例えば、開始日が1月28日の場合、終了日は…
EDATE関数(イーデイト)は、指定された日付から数か月後、または数か月前の日付を求める関数です。月単位または年単位で日付を計算することができます。 ところで、EDATE関数は、DATE関数と名前が似ていますが、DATE関数とは全く関係ありません。EDATEとは…
Excelで引数(ひきすう)とは、Excel関数を呼び出すときにそれと同時に渡す値のことで、それぞれの関数によって引数の種類や個数が決まっています。 また、渡す引数によって戻り値が異なります(参考:Excel関数が苦手なら、関数名の変更と戻り値を最初に練…
Excelには400種類を超える関数が用意されており、組み合わせることによって長い数式で複雑な計算をすることができます。しかし、半角文字の入力が慣れていない人が、いきなり関数をキーボードで入力するのは抵抗があるはずです。また、他の人が作った数式を…
Excelの表示形式で整数の表示にすると小数第1位の四捨五入となります。TEXT関数を使った場合も同じです。しかし、端数の処理は四捨五入とは限りません。切り上げ、切り捨て、五捨五超入、銀行丸めなどの方法があります。それぞれ、Excelの関数が必ず用意され…
小数の掛け算や割り算で発生した端数を処理するには四捨五入のほか、切り上げ、切り捨てがあります。切り上げはROUNDUP、切り捨てはROUNDDOWNです。 ところで、Excel関数の挿入で練習しなければならないスキルは次の3つです。そして、これらを習得するのに最…
ExcelのROUND関数を用いて四捨五入をしたときに、四捨五入の仕方によっては計算が合わないように見えることがあります。しかし、Excelで計算したものを電卓で計算しなおして「計算が合わない」などと文句を言うのは愚かというべきです。計算が合わないのは、…
Excel関数を使って数式が作れるようになるための第1のハードルは、「関数の直接編集」です。一度作った数式をキーボードで直接編集をし、または追加・削除する練習を繰り返します。数式を編集する練習をすることによって、数式の計算過程が徐々に理解できる…
ROUND関数は桁数を指定して数値や計算結果を四捨五入する関数です。オートSUMの使い方を理解した「関数の初心者」が新しいExcel関数を練習するなら、ROUND関数を練習すべきです。 この点、IF、VLOOKUP、COUNTIFなどの主要な関数に比べると、ROUND関数は実務…
ExcelのROUND関数を使うときに桁数の指定をします。「桁数」とは何の桁の数なのかを理解しなければなりません。ROUND関数の「桁数」とは、小数点の位置を基準として考えたときに、四捨五入をした結果として残る桁数のことです。 ところで、四捨五入は小学校…
Excelでは表示形式で小数点以下の桁数を調整できるため、端数が四捨五入されたものと勘違いして計算してしまうことがあります。表示形式を変えても四捨五入はされないので、それを別の計算に利用すると表示上の計算が合わなくなります。 ROUND関数を習得する…
Excel関数には重要な関数とそうでない関数があります。Excelを使い慣れている人は当然「重要な関数を先に理解するべきだ!」と言うはずです。確かに、たいして使うことのない関数を練習しても時間の無駄で、初心者に対して頻出の関数を練習するようにすすめ…
直角三角形で最も有名な公式である三平方の定理(ピタゴラスの定理)は中学3年の数学で学習します。三角関数については別の記事ですでに解説していますが、ATAN関数で直角三角形の角度を求めることができます(参考:Excelの三角関数(SIN・COS・TAN)の具体…
ExcelのINDIRECT関数は文字列をセル範囲に変換する関数ですが、文字列をセル範囲に変換することだけ理解しても実際にINDIRECT関数を使うことはできません(参考:「INDIRECT関数」完全理解!別シートやセルを参照するメリットと使い方)。 INDIRECT関数の第1…
INDIRECT(インダイレクト)は、もともと英語で「間接的、遠回り」という意味です。直接的という意味のダイレクトDirectの反対語です。ExcelのINDIRECT関数も、直接セルを指定すればよいものを、わざわざ回りくどい言い方をしてセルの参照をするので、使い方…
ExcelのTEXT関数は、数値に表示形式を適用して文字列に変換する関数です。表示形式は書式記号で表します。 ところで、セルの書式設定で表示形式を変えることができるのに、わざわざTEXT関数を使って表示形式を変えるだけであれば全く意味がありません。TEXT…
LEFT、RIGHT、LEFT関数で文字列の一部を取り出すことができますが、文字数が一定でない場合はどうすればよいでしょうか。 例えば、特定の文字を検索して見つかったらその文字まで取り出して、見つからなかったら空白にするとか、特定の文字間にある文字列を…
LEN関数は文字数を数える関数なので、一定の文字数を超えていないか、スペースなどの余分な文字が無いかなど、文字列のチェックに使われることがあります。また、FIND関数は特定の文字(文字列)を探してその位置を求める関数です。 LEN関数、FIND関数は単独…